kazura in his own write



この国が大きな変貌を遂げた60年代から70年代初頭、
激動の時代の狭間を生きた、僕自身のお話です。
世界は大戦の影を引きずりながら、
米ソ、南北、そして東西の壁と、きな臭い状態が続いていました。
国内はと云うと、安保闘争から学園紛争へと変化しながら、
若者たちが常に国家と対峙し続けていた時代です。
一触即発の世界状況からか、心の拠り所を見出すことがとても難しかった気がします。

あの頃の僕は、いつも全てを疑いながら自分の居場所を探し求めていたのでしょう。
家族や友人に背を向けて、孤独な旅と剥き出しの敵意を経験したからなのでしょうか
今ある僕はとても優しい顔をしていると思います。
人生を振り返るには、まだ早すぎる年齢かも知れませんが
自身の新たな発見を兼ねて遠い昔の記憶を辿ってみることにします。



Contents

決別の詩

ブライアンエプスタインの幻影

ウエストサイドスト−リ−とミスタ−タンブリンマン

fanfanにて

バラが咲いた!

輸送船団(海からの帰還兵)

俺たちはヒ−ロ−なんかじゃないよ